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エキノコックス症

ページID:0001785 更新日:2024年4月1日更新 印刷ページ表示

エキノコックス症とは

エキノコックスという寄生虫の卵がヒトの口から体内に入って幼虫となり、肝臓などに寄生することで肝機能障害などを起こす病気です。

エキノコックスの幼虫の発育は非常に遅く、自覚症状があらわれるまで数年から数十年かかるといわれています。
エキノコックス症に感染しても、早期発見すれば治療可能です。

感染経路について

エキノコックスは自然界では主に野ネズミとキツネに寄生しています。野ネズミに寄生したエキノコックスの幼虫がキツネの体内で成虫になり、成虫が産んだ卵がキツネのふんと一緒に排出されます。

キツネ以外では犬も、エキノコックスに感染すると卵をふんと一緒に排出されるようになります。

エキノコックスが寄生しているキツネに触れた手や、キツネのふんに汚染された野菜やくだもの、沢や川の水から、エキノコックスの卵がヒトの口に入ることで感染します。

エキノコックスはヒトの体内では成虫になれないため、ヒトからヒトへは感染しません。

エキノコックスの感染経路
感染経路についての画像2

予防について

エキノコックスの卵が口に入らないよう気をつけることが大切です。以下のことに気を付けてください。

  • キツネにエサを与えたり、近づいたり触れたりしない。触れてしまった後はよく手を洗う。
  • キツネが人家に近づかないよう、家の周りに残飯や生ごみを放置しない。
  • 沢や川の水を口にするときは十分に加熱する(100℃で1分以上)。
  • 山菜や野菜、くだものなど十分加熱するか、加熱しない場合はよく洗ってから食べる。
  • 飼っている犬が野ネズミを食べてしまうことがないよう、放し飼いせず、散歩する際はリードを離さない。

エキノコックス症一次検査

エキノコックス症は血液検査で早期発見ができます。
北海道での生活が5年以上で検査を一度も受けたことがない方や、5年以上受けていない方におすすめします。 
網走市が実施するエキノコックス症一時検査は無料です。

ミニドック検診(特定検診、30代ファスト検診の実施日)の期間中に受けられます。
小学3年生以上のお子さんもミニドック検診で受けることができますので、ご希望の方は期間内にお申込ください。
日程・申込方法等はミニドック検診のページをご参照ください。

さらに詳しい情報は以下のリンクをご参照ください

厚生労働省:エキノコックス症について<外部リンク>
北海道保健福祉部:エキノコックス症の知識と予防<外部リンク>
北海道立衛生研究所:エキノコックス症<外部リンク>